青山の山陽堂書店にて『紋の辞典』展示を開催いたします。 日本のグラフィックデザインのルーツ、家紋。その図柄は職人によって正円と直線で描かれます。
『紋の辞典』著者の波戸場承龍氏、波戸場耀次氏は、Illustratorの円ツールと直線ツールを使いこなし、伝統を残しながら"自由さ"や "遊び心"を加え、紋の新たな見せ方にチャレンジしてきました。
数ある作品の中でもIllustratorによって描かれる「紋曼荼羅® MON-MANDALA®」は、承龍氏の唯一無二のアート作品。家紋を描く際の膨大な数の円と線の軌跡を残し、職人の狂気も垣間見ることができます。
かたちの本質のみを捉えた、明快かつ繊細なデザイン「紋」。
本展覧会では『紋の辞典』に掲載の紋を題材にした、手描き作品と紋曼荼羅作品をご覧頂けます。江戸の手技と現代のデジタル技術の対比から見えてくる職人の狂気を感じ取って頂けましたら幸いです。会場のガラス窓には和紙プリントの第一人者キュービックの木田氏とのコラボ作品にて全面広告を打ち出しました。
円と線ー狂気のデザイン「紋」展 『紋の辞典』雷鳥社刊
会期: 2022年3月23日(水)~4月9日(土)
回廊時間: 平日11~19時 土11~17時 日休み
会場: 山陽堂書店 2F
山陽堂書店 website